38

InsideSalesPlus(インサイドセールスプラス)の立ち上げに寄せて

茂野明彦 | インサイドセールスプラス2023/11/17
twitter

まずはインサイドセールスプラスにアクセスいただきましてありがとうございます。突然のスタートということもあり、経緯を含めてメディアを立ち上げた背景について説明させていただきます。

2012年、株式会社セールスフォース・ドットコムに⼊社。 2016年、株式会社ビズリーチ⼊社。2022年、株式会社インサイドセールスプラスを創業。著書に「インサイドセールス–訪問に頼らず、売上を伸ばす営業組織の強化ガイド-(翔泳社)」。

立ち上げの背景


2022年に「インサイドセールスの引退」を宣言しました。

ビズリーチのIS部長に素晴らしい後任が着任してくれたこともあり、かねてから「インサイドセールスは10年でやめる」と心で決めており、そのタイミングである昨年の7月に引退宣言をさせていただきました。
今回の構想はそのときにはすでに持っていたのですが、自分はインサイドセールスから引退するしどうすべきかと悩んでいたところ、春先くらいに偶然興味を持ってくださる他社の方が偶然見つかったためその方に託していました。

その後、一定時間がたったタイミングで進捗確認のご連絡をさせていただいたのですが、残念ながら異動や社内の都合で進められなくなったとお伺いしました。

この時点での選択肢は2つ。

1つ目はこのまま寝かせておき実行してくださる方を探す。
2つ目は自身でやる。

今回はこの2つ目を選択することにしました。

それは託してからの数カ月間、考える度に新しいアイデアが浮かび、同時に現状に対して感じる負が自分の中で大きくなったことが要因です。

のちほど説明しますが「様々な人に光を当てる」という思いがあり、立ち上げる決断はしましたが自分は裏方に徹しようという意思決定も同時に行いました。それが2022年の10月ごろのことです。

なにをするのか


今回実現したいことは2つです。
1つはインサイドセールスの知見を共有するためのメディアです。書籍を出したときにもこんなコメントが多く寄せられました。

「もっとインサイドセールスのテクニックを知れると思った」
「具体的な取り組みを知りたかった」
「成果を出さないと取り組みそのものが無くなってしまう」

執筆当時はまだインサイドセールス自体の認知が低く、全体像をイメージしてもらえるようにしたのですが、実際に業務にあたっているインサイドセールスの皆さんからすると具体性という部分においては物足りなかったようです。

また、自社のインサイドセールスメンバーに何を知りたいかとヒアリングすると「他社の取り組みを知りたい」という声が多くありました。その課題は各インサイドセールス個人、もしくはチームがもっている具体的な知見を共有することで解決できると思い、今回のメディアでは「著名人がインサイドセールスを語る」というものではなくプレイヤー目線でのノウハウを共有していく方向性に固まりました。また、良い手法、正しい手法が広まれば元々目的としていた「日本の購買環境の健全化」にもつながると考えています。

一方で、ではその細かいノウハウをどう記事にしていくかという点については「皆さんからアイデアをもらって記事にしていく」という半寄稿方式で行きたいと思っています。事前にTwitterで行ったアンケートでも回答者の80%以上の方が「投稿してみたい」と回答してくれたことでこの方法でいく決断ができました。



記事公開の流れですがまずは専用のフォームからアイデアを投稿いただき、そのときに最適なものを編集部が選定してインタビューを実施、その後記事として公開していきます。想定では「こんなメールの表題をつけたら返信率があがった」「事例はこう使ったら効果的だった」など、500〜1,000文字程度の短い記事をたくさん出していく予定ですのでぜひ気軽にアイデアを投稿してもらえたら嬉しいです。

投稿フォームはこちら

実現したいことの2つ目は新しいマッチングの仕組みです。

たとえばインサイドセールスのアウトソーシング先を探したいという場合は直接検索するか比較サイトなどを利用することになると思いますが、どちらにしても手間が発生したり、すぐに打ち合わせができない、資料が見たいだけなのに電話がくるという課題があると思っています。



そこでインサイドセールスプラスでは各社と直接商談をセットする方式を採用し、いますぐに打ち合わせをしたいお客様とリード管理やコストの最適化をしたい企業側のニーズを同時に満たします。



まずは先行してアウトソーシング / コンサルティング企業の比較、商談提供サイトから公開します。
各社に協力いただきお客様が比較検討しやすいように「何ができるか」ではなく「何が得意か」という新しい比較の形を提案しています。
ぜひご興味があれば該当ページをご覧ください。

URL : https://b.insidesalesplus.com/

比較はしますがレイティング(星での評価)やユーザーからの口コミは採用しませんでした。

すでに他のサイトでそういった仕組みがあるというのもありますが、インサイドセールスプラスでは「記事の本数や内容」で各ベンダーを知ってもらいたいと思っています。記事は先程お伝えしたとおり「半寄稿式」ですので、もちろんベンダーで従事しているインサイドセールスの方やマネージャーの方も投稿可能です。たくさん記事が公開されればサイト内の占有率が上がり露出が増えます。そして記事の内容をみたお客様が「このベンダーに話を聞いてみたい」と思えばベンダーのページから打ち合わせの設定ができます、それが双方にとってギャップの少ない打ち合わせになると考えているからです。

また、今後はレパートリーを増やしていきますのでインサイドセールス関連ベンダーの方で掲載希望の方は茂野までご連絡ください。もしくは以下のお問い合わせ先からご連絡いただいても問題ありませんのでお気軽にお問い合わせください。

問い合わせフォームはこちら

今後について


この事業会社は個人で設立しています。そして私自身もエンジニアもデザイナーもライターもみんな副業です。ですからこれからも様々な皆さんの力を借りながら作っていきたいと思っていますので、もし手伝ってもいいぞ!という方はぜひご連絡ください。0-1の事業づくりを体感していますが本当にエキサイティングで面白い毎日です。ちなみに私は完全に裏方なのでほぼ表にでることはありませんのでかわりに発信してくれる、事業を引っ張っていってくれる方も募集していこうと思います。

また、記事のネタもたくさん募集しています。インサイドセールスプラスのコンセプトの1つに「1人ひとりに光をあてる」というものがあり、現場で活躍する皆さんにアウトプットの場をたくさん提供したいと思っています。「メールの表題をかえたら返信率が上がった」「仮説準備のポイント」「いけてるレポート/ダッシュボード」など皆さんが持っている素晴らしい経験をぜひ教えてください。実名が難しいという方はニックネームでの投稿も可能です。まずはフォームから1つ投稿してみてください!

まだまだスタートしたばかりの事業です。ぜひたくさんのご意見ご感想、もっとこうしてほしい!こんな情報がほしい!というものがあればぜひ教えてください。よろしくお願いいたします。

茂野 明彦

38

    おすすめ記事

    あなたの知識や成功/失敗体験を記事にしてみませんか?

    Inside Sales Plusはより身近で実践的な情報を求めています。メール件名の工夫やトークの一部など、数百文字から記事にすることが可能です。ぜひお気軽にご応募ください。

    記事寄稿

    ©︎2023 InsideSales Plus Inc.