インサイドセールスの未来予測
拙著、インサイドセールス -訪問に頼らず、売上を伸ばす営業組織の強化ガイド-(翔泳社)を出版したのが2020年12月でした。その第8章にて「インサイドセールスの未来」について、自身の考えを語る部分があるのですが、そこで「SDR(インバウンド型のインサイドセールス)は減少していく」と言及させていただきました。
当時の私は生成AIについてはまったくの無知でしたが、以下の理由からSDRの減少を予測しました。
・買い手のリテラシー向上による対応機会の減少
・チャットbotの進化による対応ニーズの減少
・口コミやリファラルによる購買行動の変化
当時も、個人としての買い物については「誰にも合わずに購入する」というのが多くの場合で一般的になり、高額な商品についても情報収集を進め、かなり後半になってから売り手と接触するというのは一般的でした。個人的な見解として「個人で当たり前になったものが、法人においても当たり前になる」という持論を持っていて、きっとそうなるだろうと考えていました。しかし、それは良い意味で、圧倒的に早く、そして想像以上のクオリティで裏切られることになります。
生成AIの誕生とセールスの変化
詳細については今井さんの著書、The Intelligent Sales AIを活用した最速・最良でクリエイティブな営業プロセス(翔泳社)に譲ります。ぜひAIによる営業プロセスの変化に興味がある方はご一読ください。
私自身も生成AIから受けた衝撃は大きく、「これはインサイドセールスも大きく変わる」と感じていました。とくに、生成AIの活用事例として紹介されることの多い「情報収集の効率化」については、インサイドセールスこそが大きなメリットを享受できると考えました。
これまで接してきた優秀なインサイドセールスは、とにかく情報量が豊富で、その取扱が非常に巧みでした。とあるインサイドセールスに「どうしてそこまで早期に立ち上がれたのか?」と問うたとき、その人の学習プロセスをヒアリングしたのですが、毎日新聞やインターネット、社内SNSやマーケティングコンテンツを収集、まとめていて「これは真似できない」と感じたことを覚えています。
これまでであれば、その人の情報収集能力や継続力に依存していましたが、生成AIの登場によって大きく環境が変わってしまいました。しかしこれは決してネガティブなことではなく、本来使うべきことに時間を投資できるという意味で、とてもポジティブな変化だと思いました。
一方でこのときに頭に浮かんだもうひとつの考えは「インサイドセールス、とくにSDRは完全にAI化できるのではないか?」ということです。
そして生まれたInsidesales AI
正直まで完成版とはいえませんが、その原型をやっと公開できることになりました。さっそくではありますが、ぜひ皆さんに触っていただきたいと思います。そして可能であれば、便利な部分、そうではない部分、もっとこうしてほしい、エラーがあった、などの感想をいただけると幸いです。
そういったフィードバックをいただいた方には正式版を先行してご案内すると共に、AIに関する非公開の勉強会にご招待しようと考えています。FBはこちらからお願いします。形式は問いませんので、コメントをいただきたく、よろしくお願いいたします。
Insidesales AIの概要
・インサイドセールスに関する課題解決を目的にしています
・ゴールはIS+___にてお取り扱いのある各ベンダー様のご提案です
・IS+_ではご提案した企業の詳細ページから商談の日程調整が可能です
・つまり、SDRが介在することなく商談が確定します
・設問通りでなくても問題ありません、課題を直接入力してください
ではさっそく、こちらからInsidesales AI(β版)をお試しください。
たくさんの方に試していただきたく、ぜひ記事をシェアくださると嬉しいです。
※IS+___の会員様から先行案内しておりますので、ぜひ記事をシェアください。
何卒、よろしくお願い申し上げます。