インサイドセールスにおける業務委託メンバーのマネジメント

JUN/りんご信者のインサイドセールス | Out-Loop2024/1/22
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本記事ではインサイドセールス組織における業務委託メンバーならではのマネジメント方法について、具体例を示しながら解説していきます。マネジメントに悩むマネージャー・リーダーの方にヒントとなる内容をご紹介していきますので最後までお読みいただけますと幸いです。

HR業界でインサイドセールス立ち上げ(BDR、SDR)支援に従事。2023年からOut-Loop株式会社へ参画し、自身もプレーヤーとして稼働しながらチーム全体を牽引。日々インサイドセールスのノウハウ、イネーブルメント関連情報を発信している。

はじめに


「インサイドセールスにおけるチームマネジメントがうまくいかない」
インサイドセールスのマネジメントに関わったことがある方なら、誰でも一度は考えたことがあるはずです。
 
行動量を増やしてみたり、あるいはロープレを繰り返してもいまいち成果として伸びない。また、どれだけやったら良いのか?というのが不明確なパターンが多いため、メンバーもマネージャーも疲弊してしまうことも多いのではないでしょうか。
 
特にここ数年のインサイドセールス組織は、リモートワークが前提の組織や、正社員×BPO、もしくは業務委託も含めて複雑な組織構成の企業も珍しくありません。コールという一見単調なアクションが多いため、ともすれば孤独、そして目標を見失いがちです。
 
特に弊社は「業務委託(副業、フリーランス)」が架電メンバーの80%ほどを占めており、業務委託メンバーとの連携が成果に直結します。今回お伝えするのは、主に業務委託メンバーの事例となりますが、正社員メンバーをメインでマネジメントされている企業様にも参考になる部分があると思います。

業務委託メンバーマネジメントの3つのポイント


まず、そもそも業務委託とは何か?簡単に言うと副業や兼業といった形で「稼働時間」や「成果報酬」の契約を行い、その中で架電業務を担当いただくメンバーです。専業の方であればフリーランスとも言われます。
 
これは私自身の体験になるのですが、過去にはメンバーの現状が把握できておらず、全員がバラバラな方向性を向いている状態で進み、まったく成果が出ずに人が離れていく、そんな経験をしたこともありました。
 
弊社が完全フルリモートという要因もあるのですが、業務委託の方だと、そもそも本業があったり一時的な業務として稼働していただくというパターンが多く、そもそもロイヤリティーが高くありません。(中にはMVVに共感してくださる方もいますが、契約時はそこまでロイヤリティーが高くないということが多いです。)
 
そのような状況で、メンバーの能力や悩み、現状を細かく把握できず、月末になって達成が難しそうだと判明してから慌ててMTGをする。しかしそこからできることはほぼなく、お互いフラストレーションが溜まって未達成に終わるという繰り返しでした。
 
この苦い経験から、メンバー状況を正しく把握しながら一つの方向性を的確に示していくことが必要だと考え、悩みながら導きだしたマネジメントにおけるポイントは「人間性の把握」「孤独の解消」「納得感のある評価とインセンティブ」の3つです。
 

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